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「では、きみにできないことを
僕がしよう。それで構わないね?」
竜胆 実
り ん ど う ま こ と
年齢 33歳
職業 探偵助手(元医者)
薬問屋の次男坊。
普段は人当たりのよいお医者様。いざという時は考えるより行動主義な男。 そうしてついた細かな傷が人相を悪くしている自覚から、客人の前ではなるべく微笑むようにしているそう。
大学を卒業して数年は開業医をしていた。 いずれ良妻を迎え、人々に慕われる立派な医者として診療所を営み続けるのだろう──そう、誰もに思われていた。彼の幼馴染が警察をクビになるまでは。
なぜだ。なぜあれほど優秀な男が? 確かにあれは昔から怠け癖が酷い。だが学生時分はもう少しマシだったような、いやさぼり癖は確かにあったが賢しいあいつならクビになる前にうまくやりそうなものだが、何故──そうか。
僕 が そ ば に い な か っ た か ら か !
世話焼きを極めたこの医師は、そうして押しかけ女房よろしく幼馴染のもとで探偵助手を務めるようになったのだ。
K-sya
tanteisya and Mans.
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